「最初に余談」
「それはなんだい?」
「2199の冥王星のモチーフは完結編だと推理したが、見ているとヤマトの三式弾は遅延信管の三式なのだ」
「それがどうした?」
「命中直後に爆発しない。めり込んで、しばらくしてから炸裂する」
「それに何の意味があるの?」
「ハイパー放射ミサイルだよ」
「なるほど」
「なぜ時限信管を付けて発射するのか? それはここでのみハイパー放射ミサイルっぽくするためだったのだよ」
「ほんとかよ」
「表面的には、氷に当たったタイミングで爆発させないためだと思うけど」
ヤマトーク §
「というわけで上映前の時間、会場の前から2列目で中原中也詩集を読んでいたのは私です」
「持っていたのかよ」
- シュルツの娘は人気があるらしい。名前が分かった。ヒルデ・シュルツ
- 中原中也には重要な意味があるらしい。真田にとって。先への伏線だ
- 森雪の裸はやはり重要だった。それどころかネグリジェまで
- 「俺たち世代はヤマトをやんなきゃダメなんだよ」恐ろしい口説き文句だ
- 8話9話はヤマト1974にはないオリジナルらしい
- 宮川彬良さんが客席にいた。なんてこった! たまたまチケットを買ったのがヤマトークだったという超ラッキーボーイ
「凄くツボを突いていたらしいな」
「どこが?」
「オタク雑誌で紹介される新女性キャラを全て差し置いてシュルツの娘をプッシュしたのが正解だったよう。友軍機がけっこういるみたいだ」
「ひ~」
「というわけで、自分に取って今夏最大のイベント終了だ」
「梅雨明けしてないのにもうかよ」
オマケコンバット §
「冥王星攻撃の際、コスモゼロで迷彩バリアのタワーをミサイルで1つ1つ破壊していく描写。これって、エースコンバットのメソンカノンかストーンヘンジかという描写だ。そういう感覚が入り込んでいる、という面はあるだろう」
「えー」
「とすると、やっぱり反射衛星砲はエクスキャリバーだな」
「なぜ?」
「エクスキャリバーを撃破するミッションでは直接撃ってくるのだが、その1つ手前のミッションでは直上から撃ってくる。これはもう反射衛星で反射して撃ってきているとしか思えない」
「ぎゃふん」
オマケ衛星砲 §
「反射衛星砲といえば」
「いえば?」
「海面下から撃つ。氷が溶ける。再氷結。律儀に描いてあるのが凝ってるな」
「ヤマト1974通りだね」
オマケ物語 §
「ヤマト1974通りじゃない部分。氷結した冥王星の海面に着水するヤマト」
「そこは2199オリジナルってことだね」
「いや、そこは南極物語か宗谷物語かっていう感じで、暗にSBヤマトを引きずった南極物語にもつながる描写かも知れない」
オマケ物語2 §
「古代。決死隊を率いて冥王星基地を攻撃するのだ」
「意見具申します」
「おっと、急に2199用語が出たね、なんだね古代」
「ヤマトの装備で乗り込んでは探知される恐れがあります。ここは犬ぞり隊で……」
「ヤマトには犬などいないが」
「ここにいます。犬1号、加藤三郎!」
「オレは犬じゃねえ!!」
「1式戦に乗ってる君なら犬がふさわしい。1だけにワン」
「ハヤブサも1式戦じゃねえ!」
オマケー機雷 §
「君たちの手でやるんだ、の台詞のエピソードはカットされたけれど、あのエピソード最大の台詞は拾いたかったようだ」
「どこに台詞があるの?」
「冥王星の『目で見るんだ』は手のかわりに目が出たのだと思う」
9000円の代引き §
「これをアップする前に佐川が9000円の代引きを持ってきた。これで財布はすっからかん。これ以上グッズとか買いあされると思うなよ」
「模型も買えないってことだね」
「まあ、本当に買う必要があるのかという問題はあるけどな」
「ストックされたキットだけでジオンはあと10年戦えるってことだね」
オマケセンチュリー §
「というわけで、裏感想だ」
「なんだよ」
「ヤマトークで話題がちょっとガンダムセンチュリーに流れかけた。少なくとも出渕さんと大野木さんは、ヤマト・ガンダム・マクロスの初期史の重要な部分を知っていて、語れる立場なのだろうと思う」
「えー」
「そういうトークがあってもいいと思う」
「ガンダムとかマクロスとが既に見捨てて久しいわけだろ?」
「うん」
「なのに、なぜそんなトークがあってもいいと思うの?」
「確かにあったけれど、見捨てられた側面についても語られると思うからさ」
「見捨てられた側面ってなに?」
「たとえば、ガンダムのオフィシャル設定の多くは、実際にはオフィシャルで造ってないとかさ。そんなこと、当事者と特に興味がある人以外、今は誰も言ってないだろう?」
「えー」
「あと変形主役メカの影で大量にデザインされたアレはなんだとか」
「バリアブルマシンの影になってしまったパワードアーマーだね?」
「バルキリーの影になったデストロイドだって」
「ぎゃふん」
「デストロイドモンスターが歩いたっていくら話題になっても、実はデストロイドモンスターはほとんど活躍してないし」
「出オチのメカ……」
オマケ・探照灯 §
「2199ヤマトはよく見るとパルスレーザーの上に探照灯らしいものが並んでいる」
「えー」
「新宿ピカデリーに展示されていた模型の作例を見ていて気づいた。そのあと、映画本編で確認した。そこだけ色が違う。窓っぽい色」